2019 SUZUKA

Rd.1

 

●TT/6位(A)
 

●予選/8位(A)
 

●決勝/ 8位
 

●ランキング/8位

怒涛の追い上げで、開幕戦は8位フィニッシュ!

 
 FLR2019年の開幕レースとなるカートレースIN鈴鹿が、鈴鹿サーキット南コースで開催された。昨年に続き松﨑翔平がSSクラスにシリーズ参戦。昨年最終戦にトップ争いするところまで復調し、開幕ダッシュを狙い公式予選に挑む。しかしポジショニングにも恵まれずA組6位で終え、予選レースでの上位進出を目指すことに。予選、スタートで7位と順位を落とすも、ファーステストラップを記録し5位までポジションアップ。しかし後半E/Gがたれたのかペースが上がらず集団に飲み込まれ8位でレースを終える。15番手スタートと厳しいスターティングリッドとなってしまったが、ポイント獲得を目指し決勝がスタート。しかしここでもアクシデントが松﨑を襲う。スタート直後、後方からのカートが頭部ヒットしながら乗り上げてきてカートを横断し、19番手までポジションを落とす。上位進出は絶望的かと思われたが、それがオーバーテイクショーの幕開け。そこから1台1台をパッシング順位を大きく取り戻すも、今度は2コーナーで前車2台が接触し行く手を阻み、なんとか脇をスローダウンしすり抜けるもまたもポジションダウン。それでもパッシングの手を緩めず可能な限りの走りで11台をパッシング。シングルフィニッシュの8位で決勝レースをゴールした。昨年、不可抗力でのアクシデントでレースを落とすことが多々あったが、今回スタートでまたもアクシデントに巻き込まれるも怪我もなく、カートに大きなダメージもうけず完走しポイント獲得で初戦を終えられた事をプラスに捉え、次戦ランキングアップを目指しチャレンジを続けていく。

Rd.3

 

●TT/PP(B)
 

●予選/1位(B)
 

●決勝/28位
 

●ランキング/13位

すべての流れをつかむレース運びも、最悪の結末に!

 
 約4ヶ月の長いインターバルを開け、SSクラス2戦目のレース、カートレースIN鈴鹿第3戦が開催された。前日朝にはゲリラ豪雨なみの激しいの雨に見舞われるも、レース当日は心配された雨もなく、ドライコンディションでのレースとなった。A/B各21台、総台数42台で行われるSSクラス。いつもポジショニングに失敗する事の多かっった公式予選であったが、今回はスリップもうまく使えてタイムを短縮、見事B組ポールポジションを獲得した。そしてポールスタートの予選、スタートに失敗し3位で2コーナーを立ち上がる。その後5位までポジションを落とし万事休すと思われるも、落ち着いてパッシングを重ねポジションを回復。見事トップまで返り咲きゴール。総合タイムでA組を上回り、チーム初の決勝ポールスタートを成し遂げた。PPポイント加算の完全優勝を目指し決勝をスタート。しかしここでもスタートに失敗し、7位までポジションを落とす。混乱の中、間違えればマシンストップまぼろしのポールスタートとなるところだったが、なんとかコースにマシンをとどめ残りの周回数に逆転をかける展開となる。マシンのセッティングも決まっていて、奥のヘヤピンでズバズバパッシングも決まり7→6→5→4→3→2と順調にポジションを回復していく。そして残り4周、ついにトップまで返り咲き、最後は久冨とのマッチレースの展開。スタートに失敗するも、ここまでは完璧なレース運び。しかしすんなりと行かないのがレース。抜き返されて最後まで目の離せない壮絶バトルの展開に。お互いクリーンにパッシングを繰り返すも、ラスト1周は当然のインベタライン。得意のヘヤピンでもインを抑えられて大外からしかけたクロスラインが交錯し2台はヒットしコース外に。後続からごぼう抜きされ最悪のレースの結末となってしまった。今回は勝てるポテンシャルを持っていただけに、それを結果に結び付けられなかったことが非常に悔やまれる。勝てるときに勝っておかないと、2019F1バーレーンGPのルクレールのように、次はなかなか来ないのである。

Rd.4

 

●TT/PP(A)
 

●予選/7位(A)
 

●決勝/29位
 
 
●ランキング/15位

速さは見せるも、またも結果残らず!

 
 前戦、抜群の走りでトップ争いを見せるも、最終周に接触リタイアによりノーポイントに終わった松﨑翔平。取りそこねた激戦のSS頂点を目指し第4戦に参戦した。前日練習をなんとかフルドライで走りきり、手応えを掴んでのレース当日だったが、朝のにわか雨により路面はフルウエット状態に。しかし雨でも、先週のAPGタイトラポールポジションのように全く動じることはない。そして公式練習&公式予選。何事もなかったように危なげなく前戦に続き、A組ポールポジションをゲット。回復する路面での予選へと駒を進めた。全車ドライタイヤでのスタートとなった予選だったが、ここでまたもやスタートに失敗。ポジションを落としての序盤の戦いに。それでも追い上げはお手のもの、すぐにポジションを回復して指定席のトップを奪い返すのも時間の問題と思われたが、なぜかペースが上がらず苦しい展開に。更に順位を落とし7位での予選ゴールと大誤算。セッテイングを大幅に変更して、大逆転をかけ13番手から決勝をスタート。すると速さが戻り、スタートも決まって怒涛の追い上げが始まる。3台によるトップ争いが続くなか、セカンド集団での闘いが続く。トップ3台もゴールが近づき小競り合いが始まり、その差も一気に縮まり、後続に飲み込まれ大きな集団に。そして最終ラップ、トップ5台が1コーナーになだれ込み交錯しながら2コーナーを立ち上がっていく。すると2コーナーでインを刺された3番手の加藤が、膨らんだアウト縁石上からもどりながら右後方にヒット。ふっとばされて1人スピンストップとなり、またもや最終周のアクシデントによりDNFで終わることに。最近安定した速さを示し続けているだけに、イケてる時になんとか結果を残す事が大事になってくるだろう。

Rd.6

 

●TT/11(A)
 

●予選/11位(A)
 

●決勝/14位 Div-1
 

●ランキング/

不安を見せる、SL全国前哨戦!

 
 前戦の瑞浪で破竹の勢いが止まった松﨑兄弟。瑞浪に間に合わなかったメインエンジンのO/Hも終わり、11月のSL全国大会の出場を見据え、兄翔平から弟凌平にスイッチしての参戦となった。2戦連続のTTポールの兄に続けと公式予選を挑むも、セット、エンジンともスッキリせずA組11位と出遅れる。総台数57台の戦い。セカチャンを設けずA/B組の17位にカットラインを設け、予選1発勝負の戦い。ストップすることでもあれば、一気にDiv-2行きの予選が始まる。しかし予選になっても速さがなく、スタートでポジションをアップするも、その後は1台1台と抜かれる展開となり、なんとかスタートポジションを守り11位でゴールしDiv-1での戦いを確保する。総合22番スタートの厳しい決勝。それでもロケットスタートを決め、1周目になんと10位までジャンプアップ。セッティングの変更があたったかマシンの動きもよく、2周目にはさらに8番手までポジションを上げ更に上位を目指す。しかし良かったのはここまでで、その後はラップタイムが急激に落ちだし予選同様ズルズルと抜かれ続ける展開に。それでもなんとかミスなく完走し14位でゴールするも、ラップタイムはトップから0.5秒以上遅れる乾杯に終わった。残された時間は残り1ヶ月半あまり、マテリアルの見直しを含め体制を整え直して全国の戦いに挑むことになる。

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